2015年4月26日

のれん作り(続) Making and dyeing a curtain

オオキンケイギクで染めた薄黄色の布を、そこらじゅうに茂るヨモギで渋い緑色に変えられないか、しかも、色の差もつけて、模様まで入れてみたら・・・欲がつきません。

こんどはこちらの本の

スカーフを色分けして、模様入りで染めた作品を参考にしてみました

本は懇切丁寧には書かれていなかったけれど、出したい模様の方向を考えて、ビニルひもでのれんを縛る。縛るひもの太さや、しばり具合によって模様の現れ方が違ってくるという・・・試してみるしかない。


徒歩3分の土手に行き、20分ほどヨモギを摘んで、3つのガスコンロフル活用で染液を作る。 道で拾ったさびた金属部品を使って、濃い染液を用意。


色分けするため、縛ったところを境に、半分を先に30分、次に全体を浸して1時間。このあたりで先行きが怪しくなる。ぜんぜん染まっていない・・・。

縛ったひもを境に半分を先に浸す

結果はさびた鉄部品と一緒に煮た染液でも、ほとんど変化なし。布地の素材が(たぶん)綿と麻だから染まりにくいようで。推測だけど、オオキンケイギクの花や葉、ハルシオンなどの黄色の色素なら、綿や麻でも比較的しっかり染まるような気がします。ここであきらめず、方向転換。毎朝飲む紅茶とコーヒーのガラを、糸を染めるために数日分ためてありました。それなら多少でも濃い色に染まるのではないか?

紅茶+コーヒーガラでようやく染まりました

薄黄色からカフェオレ色になりました。写真(↑)、左側ののれんにかろうじて縛ったひもの跡が見えます。色も模様も思うようにはいきませんでしたが、作品ごと台無しにせずには済みました。義母にいただいた同じ布地(生成り)がまだ何メートルもあるので、気が向いたときにまたのれんを作って試してみようと思います。のれんは大きなキャンバスに似て、いろいろに遊べるのではないかと思います。

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